上武幹男写真展 ─八重山諸島を旅して─ やいまびとのポートレート

2020.1.9(Sat)-2020.1.24(Sun)

11:00～18:00（最終日は15：00 まで）
月・火曜休廊（月・火が祝日の場合は営業し、翌日休）
軽食とソフトドリンクもお楽しみいただけます。
■食イベント■
会期中、「ソーキそば」、「ミミガー」、「泡盛」など、沖縄の食を提供いたします。
ソーキそば 700円
ミミガージャーキー 200円
泡盛 500円
サンピン茶　400円
シークワーサー 500円
金楚糕（ちんすこう） 100円 etc...

■音楽イベント■
三線の名手、石井道康によるコンサートを開催します。
昼の部 1月 16日（土）13:30～
夜の部 1月 16日（土）18:00～
●会費：各 1,500円（要予約・定員 20 名・ワンドリンク付き）
企画・主催：WILD CAT STUDIO

※画像クリックでPDFが開きます

今から14年前、八重山諸島を旅しながら50歳の時から撮りためてきたのがこれらの写真です。
当時保険業界は合併の嵐でした。私も従業員2名の小さな代理店を閉め、吸収合併の道を選びました。大きな代理店の傘下に入ったのです。その頃から旅に出るようになりました。そして初めて行ったのが石垣島でした。当時はまだ直行便がありません。正月の事でした。
私はもともと人物を撮るのが好きで、若いころには個性溢れる女の子たちを追いかけていました。沖縄は一見とても気安く人物写真が撮れそうな気がしますが、実際はそうではありません。初めて声をかけると先ずは断られます。例えば石垣島の人、特にご年配の方々は、写真は贅沢なものと考えているらしく、どうも着古した普段着の姿では写りたくないようでした。ある日、かわいらしいお婆ちゃんを見つけ声をかけると、「明日もう一度来てくれ。」と言うのです。翌日行ってみるとそのお婆ちゃんは地味ながらもきれいに正装していました。（私は普段のありのままの姿が撮りたかったのですが…。）
これらの写真は、そんな旅を重ね,撮りためた石垣地方の人々のポートレートです。