社会福祉法人 渡良瀬会
Only Oneがいっぱい
かしわ荘 / 緑ヶ丘育成園 / 栃の葉荘 / みどり / 小俣宿 / らふ / コミュニティーセンターよこまち
2023.9.13(Wed)-2023.9.24(Sun)
11:00~18:00(最終日は16:00 まで)
19日(火)・20日(水)休廊
軽食とソフトドリンクもお楽しみいただけます。
※画像クリックでPDFが開きます
社会福祉法人渡良瀬会は、最初の施設「かしわ荘」が開設されてから、今年の12月で60年を迎えます。
知的障害のある方々への理解が殆ど無かった時代に、栃木県で最初の収容型成人施設としてスタートしました。
当時の制度は、利用される方たちは入所し、「集団生活を行いながら社会復帰をめざす」という大きなスローガンがかかげられていました。
職員は指導支援のマニュアル等がない中、文字通り手探り状態で指導支援を行う毎日であったと見聞きしております。
参考にする文献は無く、参考とする他施設もありませんでした。
当時、行政から課せられたこととして、入所者の指導支援だけでなく、そのマニュアル作成と更には範となる事業運営のマニュアル作成ということだったそうです。
そのような時代背景のなか、入所している方々の生活に潤いがあるようにと、色々な活動を取り入れました。
絵を描いたり歌をうたったり、キャッチボールやバレーボールをしたりする機会をつくりました。
また華道、茶道、書道の師範資格を持つ職員とともに、週に一度生け花や茶道、書道の体験も取り入れて楽しみました。
今日では数多くのデータの入手が可能になりました。
また、入所型施設や通所型施設が次々と開設され、相互見学等も可能になりました。
現在では時代のニーズにあわせ、渡良瀬会では7事業を運営しています。
入所している方々の高齢化が進み、活動の幅が狭まっていることもありますが、今後も楽しめる活動を取り入れていければと考えています。
栃木県内に障害者施設が増え、県内施設を対象に入所者の方々の作品展示会が開催されるようになりました。
更に参加施設の数が増えたことで、県内を3ブロックに分けてブロックごとに作品展示会が実施されました。
その後栃木県で開催された国民文化祭を機に、アート展は障害者文化祭「カルフルとちぎ」として一本化され、今日に至っています。
今回渡良瀬会として3回目のアート展を開催するにあたり過去の経緯を紹介させていただきました。
このアート展を見ていただく皆さんに作品を通し新しい発見と、アートの限りない力を実感していただけたら幸いと考えます。
社会福祉法人 渡良瀬会
理事長 柏瀬悦宣