artspace and cafe

企画展

シリーズ企画「もうひとつの扉」VOL.2 ルンビニー園の8人

2019.9.7(sat) ~ 9.29(sun)

11:00~19:00(最終日は17:00まで) 月・火曜日休廊
軽食とソフトドリンクもお楽しみいただけます。
9月7日(土)14時よりオープニングパーティーを開催いたします。

flyer_omote

※画像クリックでPDFが開きます

世の中には、知的障害者と呼ばれる人たちがいます。社会の中で知的障害者とそうでない人たちはまるではっきりとした境界線があるかのように分けられていますが、はたしてそれは正しい境界と言えるでしょうか?知的障害者と呼ばれる人たちは、人間の根源に近い部分が表に現れやすいということはあるかも知れません。しかし根源に近い部分が表に出やすいか出にくいかの違いはあっても、その部分はすべての人の中にある筈のものです。根源に近い部分が表に出やすいことで、距離を置きたくなってしまう気持ちが、私たちの中に生じてしまうということはあるのかも知れません。しかし彼らはそのことによって芸術分野で才能を発揮させやすいということもまた言えるのです。今回の展覧会では樺崎町の絵師たちにスポットを当てました。皆さんと一緒に人とは何か、またアートとは何かなど、今一度考えてみることができたらと思います。

樺崎町の絵師たち
栃木県足利市樺崎町にある知的障害者施設ルンビニー園の美術班(アトリエ留美)は1989年にメンバー9名で活動を開始しました。以来、毎週2回、美術作品を制作しています。現在のメンバーは8名です。
美術班では、知的障害を障害と捉えるのではなく、ひとつの個性であると捉えて、彼らのことを「樺崎町の絵師」と呼んでいます。
1999年より公的美術館を始め、いろいろなギャラリーで展覧会を行ってきました。また毎年「アーカーシャ」と銘打った展覧会の企画もしています。

■樺崎町の絵師
岸本茂/柴典子/下妻喜枝/鈴木和江/高瀬冨美子/堀江光一/茂呂光秀/渡辺徹