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小沢智恵子展 気流-色彩-生命

2020.5.8(Sat)-2020.5.16(Sun)

11:00~18:00(最終日は16:00 まで)
月・火曜休廊(月・火が祝日の場合は営業し、翌日休)
軽食とソフトドリンクもお楽しみいただけます。

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世界はいかにして色づけられるか。
私たちは視覚によって、光をはじめとする色彩を感じ取ることができるが、小沢智恵子の作品と向かい合うとき、眼に加えて、手触りや肌触りが色彩をとらえる感覚が芽生えてくる。それは、絵具によるだけではなく、さらに造形空間だけではなく、色彩がかたちのない気流のような性質をもって、世界に現れるからではなかろうか。
彼女の創作の変遷を辿ると、絵画から始まり、自作のフェルトなどテキスタイル素材による立体作品へと移行し、それと平行しながら、今また絵画作品の発表が行われている。テキスタイルでは、絵具が繊維に染み込んで同化することで素材自体が色となり、触覚をもって色彩を感知する作用を促すが、小沢の作品では、染料をまとったものだけではなく、生のままのフェルトによるものにも、周囲の光をはらんだ色彩を淡く感じることがしばしば起こる。そして、手触りを帯びた色彩は、絵具を使った絵画の中にもかたちを変えて表される。
空間に「描く」のではなく、自己が身を置く場所に色彩を舞わせ、世界を彩ること。そこでは、瞬間ごとに否応なく移り変わっていく意識、身体が世界に映し出される。それは、彼女自身の生命のかたちでもあり、そうした作品に触れることで、私たちも、自身の内にある生命の種のような存在をしばし感じることができるだろう。

篠原誠司(足利市立美術館学芸員)



小沢智恵子 Chieko Ozawa
新潟県生まれ。幼い頃から弦巻松陰に書を習い、それが美術全般に眼を開くきっかけとなる。マーク・ロスコの静謐な抽象絵画に衝撃を受け、美術を志す。2000年、英国に留学。2004年、上野の森美術館大賞展入選(絵画)。
2015年日本クラフト展入選。絵画や羊毛を使った立体アートの制作と並行して、自ら主宰する「AtelieR Res・RARA」のブランドでテキスタイル作品を制作発表している。個展、グループ展を東京、名古屋、足利などで毎年開催。足利市在住。
https://r.goope.jp/res-rara

■イベント■
ライブパフォーマンス 天鼓 雷放生
2021年 5月8日 15:00 / 18:00 2回公演 各定員 20 名
30 分前開場 料金:¥2,000 ( 学生 ¥1,000)

天鼓 Tenko
アーティスト・パフォーマー・ミュージシャン
70 年代末からニューウエイブシーンでバンド「水玉消防団」のヴォーカルとして音楽を始める。80~90年代はジョン・ゾーンやフレッド・フリスなど世界各地のフェスティバルに招聘される。「即興によるヴォイス」という新しい分野を確立。
http://tenko-voice.com