池貴巳子(ち・きみこ)韓国民画展 ─虎と神仙─
2020.7.15(Wed)-2020.8.2(Sun)
11:00~18:00(最終日は16:00 まで)
月・火曜日休廊(月・火が祝日の場合営業して翌日休)
軽食とソフトドリンクもお楽しみいただけます。
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20代後半、韓国の伝統絵画である民画の「鵲虎図(じゃっこず)」を見て、こんな絵を描いてみたいと直感的に思う。10年勤めたデザイン事務所を辞めて渡韓。言葉もろくに話せない私に、羅正泰先生は身振り手振りで民画のイロハを教えてくれた。半年は、虎ばかり描いた。それから34年、今も虎の絵を描いている。「貴巳子の虎が描けるといいね」は、あの時の言葉。最近、「貴巳子虎」のようなものが…。だから、毎日描くのが楽しい。民画の面白みは、上手な絵ばかりではないところ。自由奔放で力が抜けていて愉快で楽しい。そんな楽しい絵を屏風にして飾って楽しんだ朝鮮時代の人々ってすごい!人々の生活を豊かに彩る民画。民画の屏風は部屋を楽しい雰囲気にしてくれる空間デザイン。
池貴巳子(ち・きみこ)
1956年横浜生まれ。1976~86年デザイン事務所勤務。1986年韓国に渡り、民画と四君子を習う。1993~2000年 NHKハングル講座ラジオ・テキストの表紙を手がける。
■絵本 「たくさんのふしぎ・ジミンちのおもち」(福音館書店・2012年)小松の民話「長者のよめとはすのはな」(空とこども絵本館・2015年)「かくれんぼ 朝鮮半島のわらべ歌」(福音館書店・2016年)など。